GS新名

 

■ 1人で外出イベント ■
【繁華街】 ●急げ! ●二人の兄 ●付け焼き刃 ●とばっちり? ●勝負の行方 ●お笑い芸人
【臨海】 ●流行だから ●お似合い? ●モメる二人 ●がっかり ●その名は……? ●これがオススメ
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■1人で外出イベント *繁華街地区

●急げ!

バンビ「(あっ、新名くんだ) 新名くん!」

新名「○○さん。ちょりーっす。」

バンビ「ふふっ、ちょりっす。おでかけ?」

新名「ライブ! チケット手に入ったから来いって連絡あってさ。ReD:Cro’Zって知ってる?インディーズのバンド。」

バンビ「聞いたことがあるような……」

新名「最近、知名度がかなり上がってきたせいで、チケット取りづらいんだってさ。で、その筋の情報通曰く!

SUPER CHARGERに続く、はばたき市出身のビッグアーティストになる可能性、大! と。

だったら、そこはゼヒ押さえとくべきだろうと。で、メジャーデビューが決まったら――

オレらのReD:Cro’Zが遠くに行っちゃうみたいで寂しい! けど応援する! って言う。言いたい。」

バンビ「ふふっ! 曲は知ってるの?」

新名「もちろん。予習は欠かさないタイプなの、オレ。気に入った曲もあったし、生で聴くのすっげ楽しみ!」

バンビ「感想聞かせてね。あ、時間は大丈夫?」

新名「ダイジョブくない! 行ってくる!」

バンビ「楽しんできてね!」

新名「あんがと! 行ってきまーす!」

バンビ「(楽しそうだなぁ。さて、わたしも帰ろうっと!)」

 

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●二人の兄

バンビ「(あれ? あの二人……)」

新名「やっぱ、琥一さんシビィや。ザ・兄貴だ。あ、ジ・兄貴か。」

琥一「なんだそりゃ?」

バンビ「新名くん、琥一くん。」

新名「あ、ちょりっす、○○さん。」

バンビ「ちょりっす。なんの話?」

新名「弟の罪をかぶったり、親から理不尽な説教を受けたり……兄貴は、苦労するよなって。」

バンビ「そっか。二人ともお兄ちゃんなんだ。」

新名「こないだなんか、弟がガッコで成績落ちたのまで、一瞬だけどオレのせいにされたんだぜ!?」

琥一「まあ、よくある話だ、そりゃ。」

バンビ「どうして新名くんのせいにされちゃったの?」

新名「オレの部屋でよく漫画読んでっからじゃね? 長時間入り浸るんだよなー、オレの部屋に。

アンタが漫画買うのが悪いって、どんだけヒデェ言いがかりだよ。なあ?」

バンビ「ふふっ、お兄ちゃんは大変だね?」

新名「だろ? あーあ、オレ琥一さんみたいな兄貴が欲しかったなぁ。」

バンビ「琥一くんみたいな?」

新名「なんか琥一さんってさ、実の親でも、一目おきそうな感じじゃん? 関係がイーブンっていうか?

ウチの親なんてさ、こっちが何言っても端からガキ扱いだもん。」

琥一「ガキなんだからしょがねぇだろうが。気にいらねぇなら家出りゃいいんだよ。」

新名「うわ、シビィや……やっぱ琥一さんスゲェ! ウチに来て欲しい!」

琥一「行くか、馬鹿。」

新名「んじゃ弟子入りしたい。」

琥一「なんの弟子だよ……」

新名「兄貴はつれねぇなー。」

琥一「やめろ。メンドクセー弟ならこっちは間に合ってんだよ。」

バンビ「(今、二人が兄弟みたいに見えるよ……)」

 

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●付け焼き刃

バンビ「そろそろ帰ろうかな。 あ、あそこにいるのは……不二山くん!」

不二山「○○。 チョリソー。」

バンビ「えっ!?」

???「ククッ……」

不二山「買い物、か? ガッチリ楽しんじゃった? ……みたいな?」

バンビ「う、うん。」

???「ブッ……」←プッかも(汗)

不二山「駅前に美味いドーナツ屋があんだけど、そこの新作が、ガチ、パレード。」

バンビ「え???」

???「ブハッ!!」←プハッ!!かも(汗)

  新名「ギャハハ! ハッ、ハラがッ……!」

バンビ「新名くん! もしかして、新名くんのしわざ?」

  新名「オレのしわざっていうか、嵐さんのアクロバティックな覚え間違いっていうかっ……!

      てか、どうすりゃチョリソとかパレード……鮮やかすぎ!あー……参った。 嵐さんマジパネェわ……」

不二山「…………」

  新名「……あ。 イデッ! すんません……笑いすぎました……」

不二山「おう。 それより……どこが間違ってたか、教えろ。」

  新名「え?」

不二山「間違ったまま覚えてたってしょうがねーだろ。 今日の一連の流れ、マスターするまで解散はなし。」

  新名「お、押忍。」

不二山「よし。 ドーナツ屋でガチパレードな新作食いながら、やるぞ。 おまえも行くか?」

バンビ「う、ううん。 遠慮しとこうかな……」

不二山「そっか。 じゃあな。 行くぞ、新名。」

  新名「お、押忍!」

バンビ「(どんなことにも手を抜かない……さすが、不二山くん……でも本当はなんて言ってるつもりだったんだろ?気になる……)」

 

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●とばっちり?

バンビ「(そろそろ帰ろうかな。……ん? あそこにいるのって……)」

不二山「だから……おい、聞いてんのか?」

  新名「いらっしゃいませ〜……あ。 いらさい。」

バンビ「……疲れてるね?」

  新名「ははは〜……」

不二山「店の改善要求をしてたところだ。」

バンビ「改善要求!? なにがあったの?」

不二山「ここに置いてあった本、買ったら中身が全然、違ってた。」

バンビ「違ってた?」

不二山「柔道特集だと思って買ったんだ。 なのに……」

バンビ「柔道特集?」

不二山「うん。 “一撃必殺!華麗なる締め技!” ってピンクのでかい文字が書い――」

  新名「嵐さんストップ!! 言わなくていいから!」

不二山「なんでだよ。 本当のことじゃねーか。」

  新名「いや、そうなんスけど! ハァ……

      てか、どうして、きゃる〜ん★みたいなウインクした女の子が表紙の本見て、柔道の特集だと思うかな……」

不二山「柔道着着てた。 すげー着崩れてたけど。」

  新名「でしょ? ブ……あーあーあー、アンダーウェアが見えてる感じで。 おかしいっしょ?」

不二山「あれくらいのこと、よくある。」

  新名「ですよねー……って、ねーよ!」

バンビ「ねぇ、不二山くんは何の本を買ったの?」

  新名「それはホラ……なんつーの? 男の子の秘密的な?」

バンビ「 ? 」

  新名「まあとにかく!

      雑誌コーナーの陳列に関しては今、オレの独断じゃ変更はできねぇんで、今日のトコはカンベンしてください。

      今日のことはちゃんと店長に進言しとくんで! この通り!」

不二山「結果は必ず聞かせろよ?」

  新名「押忍。」

不二山「よし。 悪かった、時間とらせて。 じゃあな。」

  新名「ありがとうございました〜……」

バンビ「(お疲れさまでした……)」

 

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●勝負の行方

バンビ「(そろそろ帰ろうかな……)」

???「いーや、売れ行きもポイントの一つでしょ?」

???「モノを当てるっていうことが今回の目的だったはず。だから勝負はドロー。」

バンビ「ん? あの声は……新名くん、宇賀神さん!」

宇賀神「バンビ。」

新名「ちょりっす。」

バンビ「ふふ、ちょりっす。何の話?」

新名「こないださ、ウイニングバーガーの新商品が出たじゃん?事前に、オレとみよさんで予測したんだよ。

オレは情報網を使って。みよさんは占いで。どっちがイケてんのか、白黒ハッキリさせるべく。」

バンビ「うんうん、それで?」

新名「で、バッチリだったんだ、二人とも。オレがヤキウ、みよさんがモチマヨ。」

バンビ「へーっ、すごいね!」

新名「でもさ、勝負なんだから勝敗は決めたいじゃん?だから、最終ジャッジのポイントを売り上げにしたわけ。」

宇賀神「してない。あなたが勝手にそう言ってるだけ。」

新名「まあ、ヤキウ勝利でそう言いたくなる気持ちもわかるんスけどね?」

宇賀神「…………」

バンビ「え、えーと……今回は二人ともすごかったってことで、いいんじゃない?」

新名「そうかもだけどさ〜……ん〜……」

宇賀神「バンビ。新名をほめて。」

バンビ「えっ?」

宇賀神「いいから。」

バンビ「う、うん。新名くん、さすがだね! わたし、見直しちゃった!」

新名「マジ? 本気でそう思ってる?」

バンビ「うん! だから今回は勝ち負けなんて小さいことに拘らなくてもいいんじゃない?」

新名「……まあ、そっか。うん、そうかも。んじゃ今回はドローってことで! みよさん、今度セカンドステージやりましょ?」

宇賀神「望むところ。」

新名「楽しみ増えた! じゃあお二人とも、またガッコで!」

宇賀神「クスッ……バンビって、いけない子。」

バンビ「(え? えぇっ!?)」

 

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●お笑い芸人

バンビ「(あ、紺野先輩と新名くんだ。珍しい組合わせ……)」

紺野「へぇ、詳しいんだな! テレビにはこの前出たばかりなのに。」

新名「ネットだと割と前から人気あったんスよ、あのコンビ。レギュラーも一本持ってるし。オレはそれで。」

紺野「ネットか。僕も気になってるんだけど、そこまでチェックしきれなくて……」

バンビ「紺野先輩、新名くん!」

新名「○○さん。チ−ッス。」

バンビ「ふふっ、チーッス。何の話、してたの?」

新名「お笑いの話。玉緒さんがDVD買ったっていうからさ。ね、玉緒さん。」

紺野「ああ、うん、そうなんだ。彼がやたらと詳しくてね。僕より詳しいくらい。僕の周りでここまで話せるのは新名君くらいのもんだよ。嬉しいなぁ。」

バンビ「へぇ〜……でも、どうして こんな所でそんな話に?」

新名「それはまあホラ、いいじゃんそのことは! ね!」

バンビ「 ? 」

紺野「……あっ、そうだ! この前の服装検査で逃げただろ、君。さらに、その前も。」

新名「アハハ……まあ、その前の前もかなー、みたいな?」

紺野「みたいな? って……それで偶然見かけたから週明けに直してくるように厳重注意をしようと思って声をかけたんだ。」

バンビ「なのにいつの間にかお笑いの話に……」

紺野「危うく流されるところだった。じゃあ新名君、本題に――」

新名「お疲れっした! さいなら!」

紺野「あっ、待て、何度も逃がすか! 今日こそは……!」

新名「うまく話題を逸らしたと思ったのに〜!」

バンビ「(ごめん、新名くん……それにしても……紺野先輩、違反した生徒の履歴をみんな覚えてるのかなぁ)」

 

 

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■1人で外出イベント *臨海地区

●流行だから

???「なにしてんの?」

バンビ「え……あっ、新名くん。」

新名「一人?」

バンビ「うん。……ね、なんか顔色悪いけど大丈夫?」

新名「ケーキ屋行ってきた。」

バンビ「アナスタシアに?新名くん、甘いもの好きなんだっけ。」

新名「どっちかっつったら苦手。でも流行りのもんは抑えとく主義だからさ。でもあのケーキはない……」

バンビ「どんなケーキだったの?」

新名「ダブルチョコ生クリーム濃厚カスタードスペシャル。それにアイスがついてた。」

バンビ「…………」

新名「残すのはオレの主義じゃねぇしとにかく口ん中に入れてきたけど……ホントにあれはネェ……」

バンビ「……なんだったらお茶でもする?」

新名「あー……アンタからのせっかくの誘いだけど今日はムリだ。でもあんがと。ちょっと元気になった。じゃあオレはここで…………うぇ。」

バンビ「(ホ、ホントに大丈夫かな?)」

 

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●お似合い?

バンビ「さてと。あれっ、あそこにいるの……新名くん!」

新名「○○さん。ちょりーっす。」

バンビ「ふふっ、ちょりっす。お買い物?」

新名「うんまあそんな感じ。今は聖司さん待ち。」

設楽「なんで俺を待ってるんだ? 一緒に来たわけじゃないだろ。」

バンビ「あ、設楽先輩。」

新名「おかえりなさーい。いいのありました?」

設楽「いいもなにも、頼んでたのができたから取ってきただけだ。」

新名「あれ、オレのオススメコーデは? 買わなかったんスか? ヒデェ!」

設楽「なにがヒデェ、だ。おまえが一方的に選んでただけだろ。」

バンビ「えっと……どんなのを勧められたんですか?」

設楽「目に優しくないピンクのパーカーとか、チャラチャラした何かがついた黒のパンツとか…… ……要は、こいつが着てそうな服だよ。」

バンビ「そ、それは……」

設楽「……絶対ない、だろ?」

新名「うん、オレもそう思う! だからこそ見てぇ、みたいな?」

設楽「おまえな……」

新名「あれ? てか聖司さん。後ろで荷物持ってんの、お付きの人?」

設楽「ああ、忘れてた。店員だ。車まで運んでくれるって言うから。」

新名「どんだけ買ってんスか!? ……オーダーメイダー、マジパネェ。」

設楽「オーダーメイダーってなんだ。ヘンな日本語作るな。」

新名「どっちかっつったら英語じゃね?」

設楽「……ヘンな揚げ足も取るな。」

新名「ハハッ! さてと、ツレと約束してるんでオレはここで。お先っス!」

設楽「ああ、もう……」

バンビ「(新名くんみたいな服を着た設楽先輩か……)」

設楽「ん? ……おまえ、いまヘンなこと考えてなかったか?」

バンビ「い、いえ! 全然!」

設楽「ふぅん。……覚えてろよ?」

バンビ「(う……もうこの件に関しては考えないようにしよう……)」

 

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●モメる二人

???「さっきからなんなんだ?」

バンビ「( ? ……琥一くん?)」

???「いや、シビィや……琥一さん。 私服もやっぱパネェ、シビィ。」

バンビ「(あれ、新名くんも……)」

 琥一「あぁ? テメェ、ケンカ売ってんのか?」

  新名「怖っ、まさか!」

バンビ「ストーップ!!」

 琥一「○○。」

  新名「あ、○○さん。」

バンビ「もうっ! なにしてんの、道ばたで!」

  琥一「何もしてねぇだろ。 このチャラついたボウズが絡んできやがるから――」

  新名「やだな、オレはただ、はば学生として、VIPの桜井琥一さんに、挨拶しとかねぇとって。」

  琥一「じゃ、用は済んだろ。 こっちはこれからバイトで忙しいんだ。」

  新名「えぇ、まあ。 ただ、嵐さん……あ、ウチの主将なんスけど、どっちが強ぇのかなぁ……」

  琥一「嵐? あぁ……柔道部の不二山か?」

  新名「あれ……やっぱ意識しちゃってんだ。 どっちが強いか、とか?」

  琥一「クッ……くだらねぇ。 主将だか何だか知らねぇが、所詮スポーツだろーが?」

バンビ「琥一くん!」

  新名「アララ、いいんかなぁ……あの人ほら、柔道ラブなんで、今の聞いたらきっとブチキレちゃうなぁ……」

バンビ「新名くんも挑発しないの!」

  新名「つーことで、いつでも道場開けて嵐さんと待ってますんで! どもっ!」

バンビ「もう……琥一くん、ケンカはダメだよ?」

  琥一「ククッ……柔道上等。」

バンビ「(完全にのせられてる……)」

 

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●がっかり

???「なんなんだよ、あれ! あー……クソッ!」

???「落ち着け。」

バンビ「 (ん? 今の声は……) 新名くん! 不二山くん!」

不二山「○○。」

  新名「……ちっす。」

バンビ「二人でどこか行って来たの?」

不二山「総合格闘技、観てきた。 柔道で、割と有名だった選手が出てたから。」

バンビ「そうなんだ。 新名くん、ずいぶん怒ってるみたいだけど……」

  新名「…………」

不二山「その選手の負け方が気に入らなくって喚いてんだ、こいつは。」

バンビ「負け方?」

不二山「キックで倒されて、パンチ打ち込まれて。 柔道の技を一つも出せずにレフェリーストップ。」

バンビ「あ〜……」

  新名「わかってるよ、オレだって。 総合格闘技に出てる以上、そういうのもアリってことは。 でもさ……」

不二山「…………おまえがあそこに立ったら、どういう戦い方をする? ボクサーの立場だったら。」

  新名「オレだったら? そりゃ……寝技に持ち込まれたらヤバイんで、さっさと――!」

不二山「そういうことだよな? 負けたくなけりゃ、相手より上に行かなきゃダメだ。 体力も技も。 それが、あの選手は出来てなかった。 それだけだ。」

  新名「……押忍。」

不二山「おまえは格闘のセンスがある。 ただ、精神が追いついてない。 今みたいに、いつでも物事を客観的に見られるようになれ。

     それが出来るようになるだけで、今よりもっと研ぎ澄まされた、いい選手になれるはずだ。」

  新名「オレが?」

不二山「うん。 強制はしねぇけどな。」

  新名「……押忍。」

バンビ「(不二山くんにあんなこと言われたら燃えちゃうね? 新名くん)」

 

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●その名は……?

バンビ「さてと……ん? あそこにいるのは……カレン! 新名くん!」

花椿「あ、バンビv」

新名「バンビ……」

バンビ「えぇと、その、これは……」

新名「ズリィ! カレンさん、オレにもそういうのつけて!」

バンビ「え!?」

新名「今メチャクチャ人気ある “ CAREN ” のデザイナー! メンズ、レディース問わないファッション界のカリスマ!

そんなパネェ人にそういうニックネームで呼ばれたらマジカッケェじゃん。なにその 『え!?』 って。」

バンビ「う……だって……」

花椿「いいんだよ、ニーナ。この子のこういうウブなところも含めて、かわいいバンビ。そうでしょ?」

新名「あー……なんかスゲェ納得いった。うん、アンタたしかにバンビちゃんだ。」

バンビ「ええ!?」

花椿「いいね、ニーナ。わかってるじゃん?」

新名「押忍。カレンの兄貴。」

花椿「誰が兄貴だ。」

新名「イデ! ゴメンナサイ……と! オレ用事の途中だったんだ。カレンさん、動物シリーズの仲間入りの件、よろしくッス! んじゃ!」

バンビ「動物シリーズ……新名くんはなんだろうね?」

花椿「レッサーパンダ。」

バンビ「ああ!」

花椿「ね? され、アタシも帰ろうっと。またね、バンビ。」

バンビ「(カレンって、けっこう的確だよね。ということは、バンビも…… ……うーん。考えないようにしよう……)」

 

 

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■1人で外出イベント *森林地区

●これがオススメ

???「えっ、マジで!? ダメっスよ、そんなんじゃ!」

バンビ「(あれ? 新名くんの声が……)」

???「マジで。ダメ?」

バンビ「あ……新名くん、ルカ!」

新名「○○さん、ちょりっす!」

琉夏「○○さん、ちょりっす。」

バンビ「ふふ。新名くん、ルカに何のダメ出し?」

新名「琉夏さん、ド金髪じゃん? なのに、全っ然手入れしてねぇんだって。

 脱色すると、すっげ髪傷んで切れたりバクハツしたり、維持が大変なのにさ。

琉夏「大変って、俺のこと? べつに大変じゃないよ?」

バンビ「うーん、それは……」

新名「髪をそれだけ傷めつけてるんだから、ケアはしっかりしないと!

 琉夏さん、すでにロン毛だろ? そっからまた伸びるほど目立つようになるぜ?」

琉夏「いいじゃん、目立つならさ。」

新名「あーもー……そんなピュアな顔、しないで欲しい……」

琉夏「俺の髪はさ、丈夫だよ。鍛えてるからね。」

バンビ「たしかに、ルカの髪ってあんまり傷んでないように見えるね?」

新名「待て待て! ……余計なこと言うなって。いいッスか? 琉夏さんの髪にはこれ!

MAXエクストラダメージ用 “ マックス・リッチカメリア ” シャンプー&コンディショナーがとにかくお勧めッス!」

琉夏「それさ、体も洗える?」

新名「体? なんで、体なんすか?」

琉夏「うちさ、ビンボーだから、ボディソープとシャンプー一緒なんだよ。」

新名「どんな生活してんすか……」

琉夏「いけね。俺、バイトだ。ハァ、働けど働けど……」

新名「ここ、日本だよな?」

バンビ「ふふっ、人それぞれなんじゃない?」

バンビ「ね、そんなにお勧めなの? “ マックス・リッチカメリア ” シャンプー&コンディショナーって。」

新名「うん、めちゃくちゃオススメ! あ、でもさ、アンタの髪は琉夏さんほどじゃないから、潤いと艶をアップさせる感じのヤツがいいと思うぜ?

例えばこないだ出たばっかの “ つやつやうるる ” シリーズ、あれマジで評判がいい。それか、そうだなー……」

バンビ「(……オススメ商品話、再燃スイッチを押しちゃったかな?)」

 

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●ヘリに乗りたい

バンビ「そろそろ帰ろうかな……あっ。新名くん!」

新名「○○さん。よっす。買い物?」

バンビ「うん、そんな感じ。新名くんは?」

新名「うん、オレも……あ! なあ、来週からなんだけど補助券もらったらオレにくんない?」

バンビ「補助券?」

新名「そう。100枚集めるとヘリコプターに乗れんの!」

バンビ「へーっ。うん、いいよ。」

新名「やった! あんがと! あ! 聖司さんにもお願いしよ! 聖司さん!」

バンビ「(聖司さんって、まさか……)」

設楽「大声で呼ぶな。」

新名「こんちは。聖司さん、もし補助券もらったらオレにちょーだい!」

設楽「……なんの話だ?」

バンビ「えぇと……」

設楽「ふーん……」

新名「あ、でももし聖司さんも集めるとかだったら遠慮するッス。」

設楽「それはない。乗ろうと思えばすぐ乗れるし。」

新名「……え!聖司さんち、ヘリあんの!? 」

設楽「じゃなかったら、“すぐ乗れる” なんて言うか?」

新名「!!!」

設楽「……乗せないぞ。」

新名「ちょっと! ちょっとでいいんで!」

設楽「ヘリ乗るのにちょっとも何もないだろ!?」

新名「補助券渡しますから!」

設楽「そんなの誰が要るか!」

新名「えっ、じゃあタダで乗せてくれるんスか!?」

設楽「ああ、もう、どうしてそう前向きに取れるんだ……」

バンビ「ふふっ!」

設楽「脳天気に笑ってないでどうにかしろ。」

バンビ「そう言われても……」

新名「聖司さんお願い! この通り!」

設楽「…………俺の持ち物じゃないから即答はムリだ。」

新名「待つッス!」

設楽「…………あとで連絡する。ダメでもグダグダ言うなよ?」

新名「押忍! やった!」

バンビ「(押し切りで、新名くんの勝ち。やるなぁ、新名くん……)」

 

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●何を飲むか

バンビ「(ん? あそこにいるのって……) 不二山くん! 新名くん!」

不二山「○○。」

  新名「ちょりっす。」

バンビ「ふふ、ちょりっす。 どうしたの? こんなところで。」

  新名「風呂上りに飲むもんの話、してたんだけどさ。 ドビタミンCのがウマいのに嵐さんは水だってさ。

      汗かいたあとは炭酸! 喉越しサイコー! ビタミンCも補給できて一石二鳥! 美肌! な!」

バンビ「う、うん……」

  新名「ほら〜。 水にそんな効能ないっしょ?」

不二山「ある。 さすがにビタミンCはねぇけど。」

  新名「ほら〜……って、マジで!?」

不二山「ミネラルウォーターにはカリウムとかカルシウム、ナトリウム――あとはマグネシウム、サルフェート。 こんなんが含まれてる。

     特にサルフェート。 代謝も上がって便秘にも効く。 女はそういうほうがいいんじゃねぇ?」

バンビ「うんうん、そうかも。」

  新名「 ! 」

不二山「硬水か軟水かでも違う。 硬水はダイエット、軟水は肌にいいとか聞くな。」

バンビ「へぇ……そんなに効果が違うんだ。」

不二山「らしい。 こんど試してみ。」

  新名「…………」

バンビ「……ん? どうしたの? 新名くん。」

  新名「ズリィ。 嵐さんの話にばっか乗り気で。」

バンビ「えっ?」

  新名「だってそうじゃん。 アンタ今、すっげ食いついてたじゃん。ドビタミンCだっていろんな成分入ってんのに。 ……たぶん。」

バンビ「ええと……あの、そんなつもりじゃ……」

不二山「新名。」

  新名「……なんスか。」

不二山「ドビタミンC売ってるとこに連れてけ。」

  新名「え?」

不二山「うまいんだろ? 風呂上りに飲むと。 今日試してみる。」

  新名「嵐さん……」

不二山「おまえも行くよな?」

バンビ「……あ! う、うん。 そうしようかな!」

  新名「 !!! あっちの……や、向こうのドラッグストアが安いんスよ! 行こ行こ!」

不二山「行くから落ち着けって。」

  新名「押忍!」

バンビ「(新名くんの機嫌が一瞬で直っちゃった。 さすが不二山くん……)」

 

 

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